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WJ50号 バリハケン(伝説32)感想

Category : 鈴木信也 | バリハケン本誌感想
[ 2008.11.11 Tue | C(0) | EDIT ]
2週間ぶりのハケンです。読めるって嬉しいね。幸せなことだね。
巻末コメントで風邪をひいたと信也先生。
最近一気に寒くなったものね。もう11月も半ばに差し掛かるんだもの、寒いはずだよ。冬だもん。
早いとこモコモコ毛皮を強化してあったかくして風邪治してくださいね。

■ バリハケン  伝説32 さよなら堕女組
なんと、ついにしゃぼんたんとリアルで会う約束をしちゃった団吾ですよ!!
やっぱり団吾ってアクティブだ。団吾は自分の見た目に関してはあまり気にしてないというか、見た目に自信がないという悩みがあるわけではないですからね。
チャットで話の流れでつい言っちゃったって…それもまたなんというかすごい。
普段からそうだし前回しゃぼんたんを映画に誘った時もそうだけど、団吾って流れにふんわりと自然と乗れてしまう才能を持ってるよね。番長モードの時なんかも周りの勢いに流されているのもあるけど大抵は自分から自然とふわーって流れに乗っちゃってるし。はたから見たら「えぇっ」と思うようなことを結構さらっと行動に移しているのは、そういう団吾の流れに自然に乗れるスキルがあるからではないかしら。
はたから見たら大胆に見える行動も、無自覚に意識せず流れに乗るスキルを持つ団吾にとっては、団吾の思考の中では一つの流れで繋がっているから、自然と行動として移せる。だから行動の一つ一つが断絶されていなくてぎこちなさもない。自然な流れだから時には泰然として見える。
それが団吾の行動に時折見える、大胆さや男らしさ器用さとして、目に映るんじゃないのかな。
コミックス1巻感想のときに、団吾の性格について追求して書いて、個人的に団吾という人に惹かれるのだと書きましたけど、団吾の行動の一つ一つ、行動に移すその流れ一つ一つに対して、私はとても憧れるんですよね。すごいなって思って憧れるし、とても惹かれるし魅力的に見える。
多分、自分にないものを団吾がとてもたくさん持っているからだろうな。だから、キャラとしての萌えだけでなく一人の人として団吾のことがとても好きなのです。
そして、そんなに深く細かく設定して描いちゃいないだろうに、そんな団吾というキャラクターをまるで自然体の如くに描いている信也先生という人にもとても惹かれてやまないのです。
そもそも信也先生の場合、描いてるマンガそのものやコミックスのオマケやらから見て取れる人柄にまず惹かれるものね。いろんな意味で好きだ。信也先生の描くマンガも絵も、大好きだ。
(今、ついついミスフルのファンブックの信也先生インタビューを読みふけっちゃって、ラストの方のファンに対するメッセージに、思わず胸にぐっときて泣いてしまった。今の時期読むものじゃないわ、これ)

そろそろいい加減に本編感想に戻りましょうか(笑)
本編感想から脱線したところでも、ハケンのことを考え語っているとき、私は幸せすぎて現実に戻ってくるのを忘れてしまいます。脳内お花畑。ちゃんと仕事しましょう。感想書いて感想を(笑)
ところで、芭唐の髪を描くのはしんどい、腱鞘炎になると言っていた信也先生ですが…団吾のオタク時の髪、初期の頃より明らかに線が多く細かくなってるのはなんでですか(笑)

2週間前はまだなんとなく秋服でしたけど、ハケン界にも冬が訪れたようです。
ダッフルコートがよく似合ってて可愛いよ団吾。ダッフルコートが似合う男の子はとても可愛い。
家着の半纏姿も可愛いな。しゃぼんたんも冬場は半纏着てそうだなぁ。
待ち合わせでそわそわドキドキな団吾。幻滅される要素は持ってないよ団吾。大丈夫大丈夫。
鞄を抱きしめる姿が可愛くて微笑ましい。
そして現れたしゃぼんたん。ついにリアルに待ち合わせでご対面だーー!!ギャー!
25話で既に初の対面は済ませてしまっているお二人さんです。やべ、なんかにやにやしてきた(笑)
相変わらずといいますか…しゃぼんたんと団吾の手の大きさの差に萌ゆる!しゃぼんたんの柔らかそうな女性らしい手と、団吾の意外にも大きめで男の人っぽい手。
信也先生の描く手を見ているだけでどきどきする。きゅんきゅんする。手フェチしょうもない(笑)
しゃぼんたんももちろん冬ファッションです。でも気合入れてオシャレしてきたというわけでないところがいい。コート姿が大人っぽくていい。そういえばしゃぼんたんは普段はスカートはあまり履かないのかな。
2人のデートはねぇ〜…もうあたたかい眼差しで眺めるしかないですこれは(笑)
楽しそうじゃないか。いいなぁなんだか楽しそうで仲良しでほのぼので可愛くて。
2人とも3次元の異性は苦手という公式プロフを持っているのにも拘らず、お互いに全く平気なのよね。
やっぱりきっと相性はいいんだろうなぁ。自然体でいられるような相性なんだろうなぁ。
団吾が食べてるのはエビグラタンパイかな!私、それ学生時代に大好きでした。今はどっちかっていうとしゃぼんたんの食べてる方のが好き。もっちもっち。んまい。
…やっぱ可愛いな、この2人(しみじみ) パイを食べてる団吾を見てるとニヤニヤする(笑)

最初に対面を果たした時はお互いに敬語での挨拶でしたが、すぐに打ち解けたんでしょう、仲良く遊んでいる間にチャットでいつも話しているようにいつもの親しい口調になっている2人。
ほのぼのデートも終了かぁ〜なんてほんわか思っていましたが、帰り際に団吾が前回の別れ際のことを思い出してしまいました。そうでしたよ、前回は名乗りあうことも駅まで送ってあげることも出来ないどころか、あまりにもやるせなさ過ぎる別れ方になってしまったのでしたよ。
本当はしゃぼんたんを助けるために変身しにその場から立ち去ったのだけど、形の上では逃げたことになってしまっている団吾。謝る団吾に、しゃぼんたんは目を伏せて少し悲しい顔で気にしないでと告げます。
団吾は自分で助けたわけでその後しゃぼんたんが無事に助かったのを知っているから、それ以上は突っ込まず。団吾が逃げたのが現実で、その後のことも知らなければもっと違う反応になったでしょうが…。
「知り合い」というしゃぼんたんの返事に首をひねる団吾ですが、しゃぼんたんの表情は更に曇ります。
やはり誤解されて失望されてしまったのだろうか…と思ったら。
「ごめんなさい まろんくん… 本当は私も ああいう人たちとあんまり変わらないわ…」
驚いた。そういうことか。
あの時のしゃぼんたんの曇ってしまった表情、それにこうして団吾と話しているこの沈んだ表情も、決して自分を置いて逃げてしまった団吾に対する失望や悲しみではないんだね。
好意を抱いた相手を怖がらせてしまった「不良」。それは自分も同じなんだ、と考えてしまったからなのね。自分もこの人たちと同じで、まろんくんのような人を怖がらせてしまう立場なんだと思ったからなんだ。
だから決して、逃げていってしまった団吾のことを責めるなんてことは考えもしないんだろう。
本当のこと、自分の事情を団吾に告白するしゃぼんたん。
「私 まろんくんに怖がられる様な人にはなりたくないもの」 と不良をやめると告げます。
そして帰っていこうとするしゃぼんたんに向かって、どうしてわざわざボクに話してくれたのと問いかける団吾に、しゃぼんたんは振り返って、まだ少し悲しげな顔でこう言うのです。
「この前 大泥棒刑事観た後の事覚えてる?
あの時話したみたいに…どっちの私の事も誰かに知って欲しかったんだ」

あの時の言葉。あれは、団吾の質問に対する答えでありながら、自分の願望でもあったんだろうね。
団吾は、湾高の件で大切なものに気づいてからは特に、不良として過ごしている自分の側面を決して否定しなくなった。逃げてばかりいないで、ちゃんと受け入れるようになった。番長として過ごす面もまた自分であると受け入れたんだろうなと思ったわけなのだけど…。
巻ちゃんももしかしたら、スケ番生活の面を全面的に否定してしまいたいと思っているわけではないのかもしれないね。どちらの生活も自分であると、そう受け入れていた気持ちがあったのかもしれない。
だから、どちらの自分も理解してくれる人という願望を抱いたし、団吾に対しても本当のことを話して、知って欲しかった。団吾が不良のような人種を逃げてしまうほどに怖がっていると知っているのだから、自分の素性を明かしてしまえばもしかしたら嫌われてしまうかもしれなかったのに。
嫌われたくないからではなくて、怖がられる様な人にはなりたくないという考え方が、なんというか…しゃぼんたんは健気で優しくていい子だなぁ。真綿のようだ。

帰宅した団吾。しゃぼんたんは連絡が取れなくなってしまいます。
もしかしたらこのままずっと…と考えてしまう団吾の不安がすごくよく判って切なくなった。
ここのページの切なる思いを募らせる団吾の描写が、とても良かった。
静かに緩やかに沈んでいくような不安と、激しくはないけれど強く胸を占める、切に切に願う思い。
信也先生のこういう静かで強い感情の表現の仕方は、とてもよく繊細な感情が伝わってきて、うまいなぁというより…いいなぁと思う。信也先生は、感情の表現の仕方がすごく真っ直ぐで素直で、そこがとても好きだなと思う。見せ方が上手いとか巧みだとかではなくて…むしろ技巧じゃないんだよね。
信也先生という人は、とても表現力豊かな人なんじゃないかなぁと思う。
この場面、団吾が抱きしめている萌え系等身大抱き枕なのを見て思わず笑っちゃったけどね(笑)
でも、抱き枕を抱きしめている団吾の姿からは、ちゃんと思いが伝わってくるんだよね。
その次のコマの団吾の表情も本当にいい。すごく伝わってくる。

週明けの首都高。放課後かな。覇権組の部室に顔を出した兄貴を迎えるのは、妙な騒がしさ。
あぁ…兄貴も2週間ぶりです。火讐くんと乱たんも元気そうで何より。
騒がしかったのは、覇那乃堕女組の磯辺巻脱退の話題。
確かに意表をつかれる、寝耳の水の話題。しかも団吾にとっては、しゃぼんたんから聞いた話のことがあるから、心当たりがあるようなそんな気がしてくる奇妙な符号。
火讐くんと乱たんが会話を交わすのがあまりにも自然で、なんともいえない気持ちになった(笑)
そしてロッカーに鞄をしまう団吾の日常的な感じの動作が、妙にツボに入った。兄貴可愛い。
乱たんが大ゴマでドアップ気味になって説明してくれるのを聞いて、団吾は部室を飛び出します。
校内をズンズンと進む兄貴。走らないんだ…!!そこは大股の早足なんだ…!きゅん!!
ここの兄貴の姿にも妙にツボ入った。走らないところがいい、走らない姿がいい!男前!!
奇妙に合致しすぎる符号に、もしやと焦りを感じる兄貴の横顔がまた男前だ。
そんな兄貴が見つけたのは、廊下で座り込んで泣いている堕女組の少女。新入りちゃんだ!
この新入りちゃんの反応がまた可愛い。 「恐がらんでええ 何もせん」 という兄貴のセリフにもきゅん。
そして少女から語られる事情。磯辺巻脱退の理由。
おそらく、確信を持つ団吾。しゃぼんたんだ、と。あぁ…またこの表情が見えないこの見せ方がまたいい。

さて一方、町はずれの廃工場です。…港の倉庫と廃工場は定番の決着場だよねぇ。
正座して3人の舎弟に囲まれる巻ちゃん。今回はさらしオンリーだ…!いつものシャツ着てない…!
おへそが…ウエストが…あぁ、ちょっと直視できない。可愛い。
女はシビアだなぁ。怒っているとかそういうのとは違う舎弟たちの態度がなんかリアルで(笑) 
男っすね?と聞いた舎弟の子がアキナだと判明しました。ではパンチの子がチャコか。
そしたらきっと竹刀のこの名前はセイコなんだろう。そんなんどこにも書かれてないけどきっとそう(笑)
さすが女の勘といったところでしょうか。そんなつもりじゃないと言ったって実際男絡みであるのは事実といえましょうぞ。上のほうのコマで恋愛感情の存在をほのめかしているのだからして。
溜息をつく舎弟たちの反応がこれまた。あぁ女ってシビアだ!(笑)
そしてそこに割り込んでくる声。あああああ。キターー!!兄貴だよ!!
「相手がオイでもか」 ちょ、やべ。兄貴カッコイイ…あぁ…兄貴カッコイイよ…
驚く一同。巻ちゃんにいたっては、以前、危機に突然現れた御手洗団吾に助けてもらった前例がありますから余計に驚きでしょう。なんで御手洗団吾は前回といいこんなふうに自分を救いに現れるのかと。
戸惑う巻ちゃんの関係ないという言葉に、兄貴は声を張り上げ答えるのです。
「ある!!…磯辺!オイは…オイもまろん同盟なんじゃあ!!!」
でっかい声でしかも兄貴の声色と口調でまろん同盟とか言っちゃったー!!
当然ながら舎弟たちはぽっかーんです。うん、その反応はとても正しいよね(笑)
「オイの方からやれ!」 とか言われてもねぇ。意味不明です。 「何ワケのわかんねー事ほざいてんだぁ」 と言い返されるのももっともです。当たり前です。会話の前後に脈絡がなさ過ぎです。
判る相手は、巻ちゃんただひとり。
でもその巻ちゃんも、突然のことに混乱ですよ。そりゃそうだよね。
お互いの正体がバレるなら先に巻ちゃんが気づくかもしれないなと予想してましたが…。しゃぼんたんの口から直接の告白と堕女組脱退という騒動が続けざまだったおかげで、団吾はその2つを結び付けて巻ちゃんの正体に辿り着くことが出来たけれど、巻ちゃんは疑惑を抱くことは何度もあったにしても、今はまろんくんのことが頭にあるから御手洗団吾どころじゃないですからね。
そして巻ちゃんもついに、真相に至ります。あの日の団吾が逃げたのではなく、助けるために来てくれた御手洗団吾その人だったのだと。25話の感想で、正体バレのときにこのときの真相に巻ちゃんが気づいたらカタルシスだと書きましたけど、あぁ本当に現実になった…!(泣)
堕女組の舎弟たちにフルボッコにされる兄貴。ほら、やっぱり団吾は無抵抗フルボッコ率がものすごく高い。でも今回、こんなふうに巻ちゃんを守るために駆けつけて、やられている団吾というのは、やっぱりすごいなと思う。なんだろうな…男らしい。兄貴がではなくて団吾が。団吾、男らしいな、と素直に思う。
ボコる舎弟たちをやめさせる巻ちゃん。ガラ悪めなスケ番顔は久々。
迫力のある一喝はビリビリと空気を震わせ、既に巻ちゃんを脱退する裏切り者という態度になりかけていた舎弟たちの感覚を元に戻すように従わせてしまいました。さすが、伊達にスケ番やってきてません。
団吾に駆け寄る巻ちゃん。団吾を「御手洗」と呼んで駆け寄る姿がいいな。
私、スケ番の姉御と番長の兄貴という関係の2人も好きだったからね。
御手洗、磯辺と呼び合って、顔を合わせば罵りあう関係のときがね。もうあれは二度と見れないんだな。
戸惑いながらも問いかける巻ちゃんに、まろんくんの顔で返事をする団吾。
あぁ…この瞬間に、2人は本当のお互いの姿を知り、分かり合ってしまった。
まろんくんとしゃぼんたん。団吾と巻ちゃん。御手洗と磯辺。バラバラに別々のところで繋がりあっていたものが、全て一つに繋がってしまった。本当の意味で、今二人は出会ってしまった。
願っていた通り、自分も本当のことをしゃぼんたんに伝える団吾。
…確かに団吾は人のことをいえる云々じゃないな。ハンパない伝説作りまくってるもん(笑)
しかも団吾の場合は、本当にポテンシャル高いからね。番長の実力あるからね。その上、キレたら本気で強いし恐いしガラ悪いからね(笑) マジ切れすると本当に普通に恐い人だから(笑)
どっちの自分も、互いに理解しあった2人。
笑いあうその2人の姿は、微笑ましい。あまりに微笑ましくて優しくてあたたかくて…。
なんていい雰囲気なのこの子達…。可愛いカップル過ぎる…。
腹を抱えて笑う団吾が楽しそうで、本当に心底自分をさらけ出して笑っていて楽しそうで、その姿は今まで見た事もない本当の団吾の姿のようで、何度も見ていたら無性に泣けてきてしまった。
気取っていない飾らないしゃぼんたんの素の言葉もいい。
…てか胸。いかんと思ってもしゃぼんたんの胸に目がいってしまう私はえろオヤジなんだろうか(笑)

和気藹々と楽しそうに笑いあう巻ちゃんと団吾を覗き見る堕女組の舎弟たち(笑)
呆然だよね。あれだけ仲悪く、顔合わすたびに罵り合ってきた2人なんだもの。
付き合ってるとか一言も言ってないのに、勘違いされました(笑) まぁね、当然かもね。
脱退の真相は男絡み疑惑。「相手はオイでもか」発言で登場。険悪な2人の和気藹々仲良し姿。
流れとして、付き合っていると思うよね、そりゃ。
でも団吾が全国レベルのみんなも認める大番長だったおかげで、助かりました。
ということは、巻ちゃんの脱退はナシの方向性なのか?
別にやめる必要性もないといえばないしね。まろんくんはしゃぼんたんを更にはるかに上回るハイレベルの大番長な不良やってるんだもん(笑) まろんくんを恐がらせる云々どこの話じゃない(笑)
というか最強の番長カップルと盛り上がられて逆にやめられない空気?

今週はとても良い話過ぎた。なんだか、ほわ〜〜となったまま戻れなくなりそうになったよ。
ある意味でますます次の展開が読めない気がするバリハケン。
今回の感想を書きながら途中で思ったんだけど、信也先生って本当にモコモコふわふわの羊の毛で出来ているんじゃないのかな!?じゃなきゃどうしてこんなにあたたかいものを描けるんだろう。
信也先生の描く主人公とヒロインの恋愛はジャンプ随一だと、本気で思います。
これだけは誰がなんと言おうと譲らん。

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