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『CROWN!』赤マル版との比較

Category : WJ感想
Tag : 金未来杯エントリー WJ読切感想
[ 2009.08.05 Wed | C(0) | EDIT ]
■ CROWN!  (原作:稲吉慶 作画:小林ツトム) [ 第5回金未来杯エントリーNo.2 ]
やたらと長くなってしまったので、金未来杯エントリー作品初の個別記事。
いえ、別に、そこまでするほどこの作品に期待している!!というんではないのですが…。
同じ点と異なる点がとてもハッキリしていたので、比較して書いてみたら長くなっただけです。
では、赤マル版(2009SPRING)との具体的な比較を。
設定はほとんど変わらず。細かい点は違うけど、基本は同じ。
サンクトリウス家のジーナス王子は、幼少時からサッカー観戦をして目を輝かせていた。
だが王族であるため、誰も本気で相手をしてはくれず、誰かと共にサッカーをすることは叶わなかった。
日本でサッカーをするために来日し、州王高校に入学してくる。
州王高校サッカー部は、王子がサッカーで怪我でもされたら大変だからと問題回避のために、
校長が強豪校との練習試合をセッティング。負けたら廃部と目論む。
「そんなにサッカーがしたけりゃテメェの国でしやがれ!」という言葉を王子は浴びせられてしまう。
練習中も、王子にパスは渡してもらえない。一人で練習をする王子。
が、ジイの口から王子の過去と「11人で普通にサッカーを楽しみたい」という純粋な気持ちを聞かされる。
部員やカケイ少年ら、そして受け入れられた王子によって、試合は点を取られながらも善戦。
重さ10kgもの王冠を頭に乗せて過ごしてきたため、王子は驚異的なボディバランスを身につけていた。
ラスト、王子が難しい体勢から見事に決めたシュートにより、州王高校サッカー部は勝利。
王子は仲間との絆を得るのだった。
…と、ここに書いた部分には関しては、まるきり同じ設定。以下に異なる点を挙げてみます。

◆王子とカケイ少年との出会い方
[ 赤マル版 ]
新設校である州王高校にはサッカー部がなく、入学式当日にカケイ少年が入部テストを呼びかける。
王子はそのテストに現われテストを受け、カケイ少年に身体能力を披露。
[ 金未来杯版 ]
サッカー部朝練に向かう途中、ヘリで高校に訪れた王子がヘリから落ち、カケイ少年と遭遇。
出会い頭に、脅威のボディバランス能力を見せ付ける。

◆王子への敵意の役割
「負けたら廃部」の件に憤り、「テメェの国でしやがれ」発言。
練習中も、かたくなに王子へのパスを拒み、仲間に入れようとしない。
以上の敵愾心を見せるキャラが異なる。
[ 赤マル版 ]
敵愾心をむき出しにして憤りを見せるのは、主にカケイ少年のみ。
王子が「勝ったら廃部じゃないですよね」と発言したことにより、怒りを爆発させ、
校長の目論見を憤りに任せてぶちまけ、「テメェの国でしやがれ」と王子に掴みかかる。
部員はパスしないカケイに対して「今ジーナス フリーだったじゃん」と言うように、王子への反発は薄い。
[ 金未来杯版 ]
部長が主に王子への敵愾心を露にする。部員もよく思っていない様子。
また、「負けたら廃部」の件を聞き「テメェの国でしやがれ」発言をした際は王子は不在。
王子は部室の外で聞いており、聞かれていたことを部長以下部員も知るが、態度は変わらず。
パスをしない部長に対して王子のフリーを指摘するのはカケイ。
カケイ本人は、王子に対して憤りとは違うものを感じている様子。

◆王子との和解
[ 赤マル版 ]
ジイから王子の過去をきくのは、カケイ一人のみ。
練習試合中に思い出し、カケイは王子に心を開き、パスをする。
一番王子に敵愾心を見せパスを拒んでいたたカケイが王子にパスをしたことにより、
自然とチーム全体とと王子がひとつになり、試合は怒涛の反撃へ。
[ 金未来杯版 ]
一人で練習する王子に対し、彼を仲間として受け入れ王子の元へと向かうカケイ。
残される部長と部員は、ジイから王子の過去を聞き、一人また一人と次々に心を開いていく。
試合当日、王子とチームは仲間としてひとつとなり、試合に挑む。

◆ジーナス王子のキャラクター
一番異なるのがこの点。がらりと変更がありました。
判りやすく画像つけてみましたよ。クリックで大きい画像が別窓で開きます。
[ 赤マル版 ]
赤マル版ジーナス王子
丁寧な言葉遣いをし、敬語で話す。きらきらほんわか系。
どもりがちで少し気弱だか、よく笑顔を見せる朗らかな性格。
[ 金未来杯版 ]
金未来杯版ジーナス王子
「~じゃ」「そなた」といった時代掛かったような言葉遣いをする。
表情の変化は殆ど無いが、微笑みはする。感情の起伏もあまり見せず、泰然としている。


と、比較はこんな感じです。ホントにただ比較しただけですみません(笑)
本編の感想は36号感想ご覧下さいませ。



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 ◆ WJ 2009 36号感想 [ 2009/08/05 Wed]

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